「2023 特許・情報フェア&コンファレンス」@東京ビッグサイト レポ

先月13日~15日まで「2023 特許・情報フェア&コンファレンス」が東京ビッグサイトで開催されていたので、久しぶりに参加してきました。

近年、さまざまなコンファレンスや展示会が開催されていますが、これらは自社の技術開発や他社の情報を収集するための手段として格好の場です。

この「特許・情報フェア&コンファレンス」は、各企業の知財、特許調査関係、特許事務所、翻訳関係の人が集まる、技術者から見れば少しマニアックに見えるイベントかもしれません。機械やサンプルが並んでいる訳ではないので。

展示ブースには公的な組織や金融機関からの参加もありましたが、外国からの参加は中国の特許事務所が幾つかあった程度で以外と少なかった印象です。

その中に一つ、インドの事務所からの参加があったので、名刺交換をさせてもらいました。

製造拠点がシフトするにつれて、さまざまな業界においてインドへの特許出願も今後増えていくことが予想されますが、インドの特許制度は、欧米などのそれとは少し違う面があるので要注意です。

また、例年通り大手メーカー企業の調査ツールやサービスなどがあるなかで、それ以上に今年はAI(生成AI)による特許評価、強いては知的財産の価値を企業全体の資産評価の一要素として扱うものが目立ちました。

他には「弁理士が行う特許翻訳」と銘打って展示されているブースもありました。

その弁理士先生ともお話をしてきましたが、皆さん、この競争時代に差別化には苦心されているようでした。